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2025.12.05

ダイビングで教わる【ハイポサーミア】ってなに?というお話について考えました📝

福岡ダイビングスクールSea-Arrowのブログを
ご覧の皆さま、こんにちは♪
STAFFのヒロです(^^

12月がスタートしました📅
12月に入ったというだけで急に冷え込んできた気がします💦
でも大丈夫!
僕自身もダイバーとして今年の冬を乗り越える準備をしました。

この時期になると、どこも水温が10度代に入ってきますが、
まだ12月は大丈夫ですよ笑

12月中に色々準備しながら来年を迎えましょう♪
12月以降の予定もご確認下さい★

2025年の潜り収めと2026年潜り初めを決めていらっしゃらないという方は
まだ間に合いますので、ぜひお越しくださいね♪

さて、では本日もブログを書いていきたいと思います📝
今回記事にするのはこれ
【ダイビングで聞くハイポサーミアってなんのこと?】

ダイビングライセンスの講習などでも一度は聞いたことのある『ハイポサーミア』
今回はこのワードについてのご説明を詳しくさせていただきます👀

この時期だからこそ、というわけでもないこのハイポサーミア。
一体どんな状態のことを指すのか。
対応する策はあるのか。

では本日もお役立ち情報としてご覧になってみて下さいね(^^👍

ハイポサーミアってなんのこと?

ハイポサーミア。
これはいわゆる『低体温症』と言われる症状です。
低体温症と聞くと、聞いたことがあるかも。。であったり、
なんとなく症状のイメージがつく方が出てくるかもしれませんね!

ではこの低体温症とは何なのか。というところから説明してきます。
低体温症とはどのくらいを指すのかというと、
実はちゃんとした定義があります。
体温が35度まで下がった状態を『低体温症』と言います。

日本人の体温はだいたい、、、36~37℃くらいだそうです。
1℃?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
1℃ってすごいですよね?

僕自身、平均は35.9~36.1くらいですが、つまり37℃になった状態ですよね?
熱と言い張ります(笑)
昔なら仮病です。
すぐお母さんに言うでしょう。

しかし、低体温症はその逆で、1℃近く体温が下がった状態になります。
ほとんどの人は風邪などで体温が上がることは経験があっても
下がる経験は少ないと思います。

では体温が35℃を下回ると一体どうなるんでしょうか?
気になってきました?笑

体温が35℃を下回った場合の症状

35℃を下回った場合、ずばり低体温症の可能性があるということになるわけですが、
どんな症状や対処法が必要になるのかご説明していきます📝

まず寒かったらどうなると思いますか?
低体温症とは実は3段階にも分かれます。

ここから『軽度』『中度』『重度』にわけご説明していきます。

『軽度』

軽度とは体温が35~32℃くらいの状態を指します。
そして一番真っ先にでてくるのが『寒くて震えてくる』
これが一番の症状です。
身体全体が震えるのは体温を温めようとする防御反応ですが、
その他にも手足などの末端から冷えが大きくなってきます。

また、思考力や判断力がだんだんとつかなくなってくるのは
ハイポサーミアの特徴です。

『中度』

軽度を超える様な体温(32~28℃)になってくると
次の段階になってきます💦
実は中度までになると震える様な寒さは止まります。
ここが注意点なのですが、
同じ寒い環境に居続けたまま、寒さがなくなることはありません。

つまり寒い様な環境下のまま、寒さを感じなくなった時は
軽度の症状を超えてしまったということです。
そして、寒さは感じなくなりますが意識が朦朧として意識障害や
運動障害が起きます。

陸上でこの状態の時、会話もできる様な状態ではありません。
つまり、僕らダイバーがその状態になった場合は
水中でまともなコミュニケーションが取れるわけがないということになります💦

『重度』

重度は28℃以下の状態を指しますが、
重度までいったら、死亡リスクが高まります💦
意識喪失や心停止の可能性が高くなるほか、
『矛盾脱衣』といって、暑いと勘違いが起こり脱いでしまうということも・・・

非常に危険な状態を指しますので、中度や重度になる前には
その状況を脱することができる様にしなければなりません。

ハイポサーミアへの対処法

ハイポサーミアにかかったと気づいた場合の
対処法はどうしたら良いのかをご説明していきたいと思います。

水から上がり、暖をとる

ハイポサーミアとひとことに言っても、色々な環境下がありますが
スクーバダイビングで考えたら、『海の中』でしょう。
あくまでスクーバダイビングをしている上で、ハイポサーミアにかかった場合
海の中から早く出る必要があります。

よってビーチダイビングであれば岸へ。
ボートダイビングであればボート上へ上がって、暖を取りましょう。

ウエットスーツで潜っているケースでは
スーツは全て脱いだ方が良いです。
よく通常のダイビング中でもスーツを着たままという方を見かけますが、
スーツは濡れていますので、そのままでいるより
スーツを脱いでタオルなどで水を拭きとり、身体を乾かす方が効果的です。

また、ドライスーツの場合も同様です。
スーツの種類により水はけが良いのであれば良いかもしれませんが
スーツ越しに冷たさが中に伝わってくれば体温の保持にはなりません。
ウエットスーツ同様、スーツを脱いで暖かくして暖を取りましょう。

救急車を呼び、待機

中度や重度の状態の場合、そこでそのまま待っていても
回復しない。あるいは悪化する可能性があるので
医療機関へ行くことが先決です。
救急車を呼んだら、安静にできるだけ暖かい状態を作れる環境に居て下さい。

スクーバダイビングで気を付けた方がよいこと

では私達がスクーバダイビングを行っている中で、
どんなことに気を付けたら良いのでしょうか?

適正なスーツを着用し、ダイビングをする

スクーバダイビングのイメージは『暖かい地域でのスポーツ』を持たれている方が多いです。
夏にはウエットスーツ、南国の暖かい地域では水着にラッシュガードの様な軽装でのダイビングなど。
こんなイメージがあるかもしれません。
しかし、それはそうゆう『環境』だからです。

水温が30度を超える様な冷たいではなく、『ぬるい』と呼べるような海で
ドライスーツで潜ります。。

これは危ないですよね。
陸上でも夏にアウターを着る方はいません。
しかし、涼しくなったり肌寒い時期が来たら衣替えをします。

ダイビングは海の中で行うスポーツです。
水の中に数十分滞在するスポーツなんて、サーフィンかダイバーくらいです。
だからウエットスーツを着ます。

じゃあその海が気温と共に下がってきたらどうするのか。
ここでドライスーツが出てくるわけです。

環境が変わればスーツも変える。
そうすることで、ハイポサーミアを防ぐことができるはずです(^^

季節によって必要なものを着用する

ドライスーツの時期は本州や九州地方では
11月~6月くらいの半年近くがドライスーツにになります。
しかし12~3月くらいの時期はその中でも水温が10度代に入ります。
水温は冷たいので、ドライスーツだけでも寒さは防止できません。

そこで必要になってくるのが『フード』『グローブ』『インナー』の3種です。
頭からの熱の放出を守るフード。
末端の指先を守るグローブ。
身体全体を保温するスーツの中に着込むインナー。

これらをドライスーツと抱き合わせることで
『保温』され、『冷水域でのダイビングも可能になるという訳ですね(^^♪

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まとめ

いかがでしたか(^^?
ダイビングは『通年楽しめるスポーツ』ですが
海の中で行うスポーツである以上、心配されるのが『寒さ』です。
最適な器材を使用すれば、ハイポサーミアの心配はありません。

下手に軽装だったり、着用する器材を間違えると
起こり得るのは事実ですので、
暖かく準備をして12月以降も楽しんでいきましょうね👍

今回は『風邪を引かない為の服装ってなに?』ってお話でした。




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スクーバダイビングという特殊なスポーツは
私達が普段味わうことのできない
《水中世界》を体験することが可能です♪
しかしダイビングを趣味にしたり、
楽しんでいく為にはライセンス(資格)が
必要になってきます。

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